従業員の睡眠データを分析し、メンタル不調による休退職を削減する「O:SLEEP」(https://o-sleep.com/)の提供および研究開発を行っている株式会社O:(オー、本社:東京都目黒区、代表取締役社長:谷本潤哉、以下「O:」)は、Accord Ventures 、Archetype Ventures、マネックスベンチャーズ株式会社、Draper Nexus Venture Partners(既存株主)、キリンホールディングス株式会社および個人投資家複数名等を引受先とする、第三者割当増資および助成金※1により、約2.2億円の資金調達を実施いたしました。
※1:NEDO 平成30年度「研究開発型ベンチャー支援事業/シード期の研究開発型ベンチャーに対する事業化支援(STS)」
- 資金調達の背景と目的
「O:SLEEP(オースリープ)」はアプリとブラウザから成るクラウド型のサービスで、現状手を打ちたいが難しいとされる「従業員の睡眠習慣改善」を提供します。また、睡眠データを基にハイリスクな従業員を早期発見し、所属企業ではなくO:やO:と連携する組織が関与することで従業員の心理的負担を軽減し、「ネガティブな休退職」を未然に防いだり、産業医の方による面談・復職判定支援にもご活用いただく形で大手企業中心に累計約1,500人にご導入いただきました。
今回の資金調達によって、以下の分野への投資を継続してまいります。
・開発体制の増強
・会社やサービス認知度向上のため広報強化
・営業及び顧客サポート体制の質向上
・国内法人向け事業の実証実験およびサービス開発
・国内個人向けサービス開発
・蓄積した従業員の健康/生産性のデータを活用した休退職予防推定アルゴリズムの開発
・体内時計リズムを測定する腕時計型デバイスの開発
引き続き、より多くの利用事業者様が効果を実感できる企業向け睡眠支援サービスとして、さらなるサービス強化を図り、従業員の睡眠支援が当たり前となる社会を目指して邁進します。
- エンジニア組織の強化
今回の資金調達に先んじて、2018年12月より鎌野里樹(Product Owner)が当社に参画しております。鎌野は、大手ソーシャルネットワークサービスプロバイダーでのウェブサービス開発、高度なデータ分析、他にもスタートアップでのCMOとしての経験を持ち、今後の当社の成長にとって欠かせない開発陣の要となります。
当社のコア技術となる体内時計や睡眠アルゴリズムを含めて、開発体制を強化することで、事業成長の加速と研究開発のスピードアップを図ります。