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【日本人の睡眠負債実態調査】健康経営・働き方改革で企業の睡眠時間は変わったのか?

【日本人の睡眠負債実態調査】健康経営・働き方改革で企業の睡眠時間は変わったのか?
睡眠・体内時計ベンチャーの株式会社O:は睡眠の日(3月18日)に日本人の睡眠負債、睡眠時間の不足の実態調査をアンケートなどの主観データではなく、O:SLEEPから取得した客観的睡眠データを元に行いました。
睡眠負債、睡眠時間の不足は生産性の低下やメンタル状態の悪化など、個人だけではなく家庭や企業、さらには日本という国全体に大きな損失をもたらしています。

米国のシンクタンク、ランド研究所の調査によると、睡眠負債/睡眠時間の不足によるGDPの損失は米国だけで全体の2.3%に相当する約45兆円もの規模に昇るといいます。ここ日本においても、GDPの2.9%に相当する約15兆円が失われているといいます。

今回はそんな睡眠負債/睡眠時間の不足の実態調査を、先進国の中で2番目に睡眠時間が短いと言われる日本で実施しました。従業員の睡眠データを分析し、メンタル不調による休退職を削減する「O:SLEEP」(https://o-sleep.com/)の提供および研究開発を行っている睡眠・体内時計ベンチャーの株式会社O:(オー、本社:東京都目黒区、代表取締役社長:谷本潤哉、以下「O:」)は、2018年睡眠の日(3月18日)のO:SLEEP(オースリープ)のリリースから1周年を記念して、企業の会社員の睡眠負債、睡眠時間の不足の実態調査をアンケートなどの主観データではなく、アプリケーションから取得した客観的睡眠データを元に行いました。元号は変わるけれど、会社の働き方は本当に変わったのでしょうか。

【主な調査結果】

  • 睡眠に対して不満を持っている人は全体の70%
  • 健康的な睡眠時間と言われる7時間のラインに達していない睡眠負債者は全体の65%
  • 睡眠時間の不足、質の悪化の主な課題感は中途覚醒や倦怠感が大半を占める
  • 睡眠負債を抱えがちな業界はITや不動産業界、業種でみると営業や専門職で睡眠不足が顕著
  • 睡眠不足によって、生産性やメンタル異常を感じる人は80%以上

■日本人の睡眠負債実態調査(n=2124)

・睡眠不足に不満を感じているか?

・睡眠時間の現実は?

 

健康的な睡眠時間として産業医が伝える7時間のラインを割っているのは、全体の65%に及ぶ。

・ベッドに入ってから眠れない時間は?

O:SLEEPの使用時に、ベッドに入って就寝モードに切り替えてから寝付くまで30分以上かかる人は全体の16%に及ぶ。

 

・睡眠中にいびきをかいている人の割合は?

1週間の睡眠で、いびきをかいていた人は全体の95%に達した。

 

・睡眠不足、眠れない人の原因は?

 睡眠に関する課題感として、主なものは中途覚醒と起きた時の眠った感のなさ、倦怠感が7割を占めた。

 

・睡眠負債を抱えがちな業界は?職種は?

睡眠時間が理想から大きく不足している、業界は不動産やIT、サービス業界。
職種でみると、営業やコンサルなど全般的に睡眠負債を抱えている現状となった。

・睡眠不足による生産性の低下を感じるか?

睡眠時間の不足、睡眠負債によって仕事中の生産性の低下を感じる人は全体の85%に達した。

・睡眠不足によるメンタル状態への悪影響を感じるか?

睡眠不足により、なんらかのメンタル異常を感じる人は全体の87%に及んだ。

・1年で一番睡眠が取れている時期は?

1年間で睡眠時間の平均を見た所、年末の睡眠時間は顕著に長い。
ちなみに、1年で最も睡眠時間が長い日は11月17日。

【調査概要】
対象条件:企業に勤務する従業員(男女)
調査期間:2018年3月18日〜2019年3月17日
調査方法:睡眠に関するアンケート&O:SLEEP使用データ
有効回答数:2124名